2025.11.26更新

セラミック治療は、見た目の美しさと機能性の両立を目指した治療法の一つです。ただし、セラミックは半永久的に使えるものではなく、使い方やお口の状態によっては、一定の期間で再治療が必要になることがあります。では、どのくらいの頻度で再治療が必要になるか、再治療が必要となる原因や注意点について、多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅近くの歯医者 富澤歯科医院が解説します。

 

1. セラミックの再治療は何年ごと?一般的な交換頻度の目安

 

セラミックは、金属と比べて変色や劣化がしにくい傾向があり、比較的長く使用できる素材といわれています。しかし、経年劣化や歯ぐきの変化によって、一定のタイミングでやり直しが必要になることもあります。ここでは、一般的な寿命や再治療の時期についてご紹介します。

 

①平均的な使用期間

 

セラミックの使用期間は個人差がありますが、一般的には7〜10年程度といわれています。ただし、噛む力が強い方やお口のケアが不十分な場合は、5年ほどで再治療が必要になることもあります。

 

➁素材による違い

 

オールセラミックは自然な見た目が特徴ですが、強度がやや劣るため、奥歯では割れることも。一方、ジルコニアは強度が高く、比較的長持ちする傾向があります。

 

➂土台の歯の健康

 

セラミックの使用期間は、支える歯や歯ぐきの健康にも左右されます。むし歯や歯周病が進行すると、再治療が早まることがあります。

 

④メンテナンスの重要性

 

定期的に歯医者でのクリーニングや噛み合わせチェックを受けている方は、再治療の時期を延ばしやすい傾向があります。

 

⑤見た目の変化

 

歯ぐきの後退により境目が目立つ場合、機能に問題がなくても再治療を考えるきっかけになることがあります。

 

年数だけでなく、セラミックやお口の状態を見ながら適切なタイミングで判断することが大切です。

 

2. セラミックの再治療が必要になる主な原因

 

セラミックは見た目の美しさと強度を兼ね備えた素材ですが、使用状況やお口の環境によっては再治療が必要になることがあります。素材の劣化だけでなく、生活習慣や口腔内の変化が影響する場合もあります。

 

①接着部分の劣化

 

長年の使用により、歯とセラミックをつなぐ接着剤が劣化し、わずかなすき間から細菌が侵入することがあります。その結果、内部でむし歯が進行している場合もあり、外見に問題がなくても再治療を検討することがあります。

 

➁歯ぐきの後退

 

加齢や歯周病の進行により歯ぐきが下がると、被せ物の縁が露出して段差ができることがあります。

 

➂噛み合わせの変化

 

時間の経過とともに歯の位置や噛み合わせが変化することがあります。強い力がかかる部分ではセラミックにひびが入ることがあります。

 

④歯の神経のトラブル

 

神経を残したまま治療した場合、歯の内部で炎症が起こることがあります。痛みや腫れが出る場合は、根の治療と合わせて再治療を行うことがあります。

 

⑤歯ぎしりや食いしばり

 

 寝ている間の歯ぎしりや日中の食いしばりは、セラミックに負担をかけ、欠けたりひびが入ったりする原因になることがあります。

 

セラミックの再治療を防ぐためには、治療後のケアと定期的な点検が欠かせません。小さな不具合を放置せず、早めの対応を心がけることが長持ちの秘訣です。

 

3. セラミックの再治療の前に知っておきたい注意点

 

セラミックの再治療を行う際には、見た目や耐久性だけでなく、歯の健康を守るためのポイントを事前に理解しておくことが大切です。ここでは、治療前に確認しておきたい注意点について紹介します。

 

①再治療ではセラミックを取り外す

 

再治療では、多くの場合セラミックを一度取り外す必要があります。この際に、土台の歯にダメージが加わる可能性があるため、慎重な対応が求められます。場合によっては、土台を補強する治療が必要になることもあります。

 

➁再治療に時間と費用がかかることがある

 

セラミック治療は保険適用外の自由診療となることが多く、再治療にも同様の費用がかかる場合があります。また、型取りや被せ物(技工物)の製作期間も必要となるため、通院回数や治療期間についても事前に確認しておくことが大切です。

 

➂土台の状態が悪いと別の治療法に変更されることもある

 

元の歯の状態が悪化している場合、セラミックでは対応できず、ブリッジやインプラントなど他の選択肢を提案されることがあります。

 

④以前とまったく同じ見た目にならないことがある

 

再治療では、色や形が若干変わることもあります。見た目にこだわりたい場合は、事前にしっかりと希望を伝えておくとよいでしょう。

 

再治療を成功させるためには、事前の理解と歯医者との密な相談が欠かせません。納得のいく治療を受けるための準備を大切にしましょう。

 

4. 多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅近くの歯医者 富澤歯科医院のセラミック治療について

 

多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅近くの歯医者 富澤歯科医院では、見た目と機能の両面を考慮したセラミック治療を行っています。セラミックは自然な白さと透明感があり、金属を使用しないため金属アレルギーの心配が少ないのが特徴です。保険適用外となる場合がありますが、見た目に配慮した治療を希望される方に選ばれています。

 

【多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅近くの歯医者 富澤歯科医院のセラミックの特徴】

 

当院のセラミック治療のポイント①自然な見た目

セラミックは天然歯に近い色合いを再現できるため、前歯など審美性を重視する部位に適しています。光の透過性も自然で、周囲の歯と調和しやすい素材です。

 

当院のセラミック治療のポイント②金属を使わない治療

金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクが少なく、歯ぐきの変色も起こりにくいのが特徴です。体にやさしい素材を希望される方に適しています。

 

当院のセラミック治療のポイント③耐久性と清掃性

セラミックは硬くて耐久性があり、変色しにくい素材です。表面が滑らかなため、汚れが付きにくく、清掃性にも優れています。

 

当院のセラミック治療のポイント④幅広い適応

前歯の見た目改善だけでなく、奥歯のかぶせ物や詰め物にも使用できます。患者さまのご希望やお口の状態に合わせて提案します。

 

多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅近くで歯医者を探している方は、富澤歯科医院のセラミック治療についてご相談ください。見た目の美しさと機能性を両立させた治療法を一緒に考えていきます。

 

多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅近く 富澤歯科医院のセラミック治療について詳しくはこちら

 

まとめ

 

セラミック治療は、見た目と機能の両立を目指した治療法ですが、経年劣化やお口の状態の変化により、一定の頻度で再治療が必要になることがあります。再治療の時期は個人差がありますが、一般的には5〜10年程度といわれており、むし歯の再発や接着剤の劣化、歯周病などが原因となることもあります。再治療の判断は痛みや違和感だけでなく、定期検診でのチェックが重要です。また、費用や通院回数がかかることもあるため、事前にしっかりと情報を集めて準備することが大切です。
セラミックの再治療についてお悩みの方は、多摩市の聖蹟桜ヶ丘駅近くの歯医者 富澤歯科医院までご相談ください。

 

 

 

【監修】 富澤歯科医院医院長 寺井 里沙(てらい りさ)
【経歴】
1995年 東京都都立国立高等学校 卒業
1999年 玉川大学文学部教育学科 卒業
2012年 日本大学歯学部歯学科 卒業
2013年 日本大学歯学部付属歯科病院 臨床研修修了
    日本大学歯学部保存学教室修復学講座に入局し 審美修復治療について学ぶ
    埼玉県蕨市 浅賀歯科医院 にて予防歯科・マイクロスコープ治療・インプラント治療等を学ぶ
     非常勤医(2020年度まで)
    東京都新島村国民健康保険診療所 非常勤医(2016年度まで)
2016年 特定非営利活動法人 日本歯科保存学会 歯科保存治療認定医 取得(第214号)
2017年 日本大学歯学部付属歯科病院 専修医(保存修復科)
    日本大学歯学部付属歯科病院 予防歯科 兼務
    東京都新島村国民健康保険式根島診療所 非常勤医(2018年度まで)
2019年 東京都御蔵島村国民健康保険直営御蔵島診療所歯科 歯周病検診担当医
2020年 特定非営利活動法人 日本歯科保存学会 歯科保存治療専門医 取得(第1277号)
2021年 日本大学歯学部保存修復学講座 非常勤医
    「富澤歯科医院」 院長

【所属学会】
特定非営利活動法人 日本歯科保存学会(認定医・専門医)
一般社団法人 日本接着歯学会
一般社団法人 審美学会
歯科臨床十人会
日本大学歯学部保存修復学講座 非常勤医

投稿者: 富澤歯科医院

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